赤外光源用ランプとは?
赤外光源ランプ(IRランプ)とは、赤外線を効率よく放射するために設計された光源であり、可視光とは異なる波長帯を利用する用途のランプです。
工業や医療分野の分析・計測などで使用されている光源で、照明用としてではなく、測定や検知などに特化して活用されています。
ガスは特定の波長の赤外線を吸収する性質があるため、赤外光源用ランプを装置に組み込み、ガスの吸収スペクトルに合わせて光を照射することで、ガス濃度や種類を高い精度で測定することが可能です。
同じ赤外光源のカテゴリにはレーザーもありますが、レーザー光源が狭い波長帯に限定されるのに対し、赤外光源用ランプは比較的広いスペクトル帯を持つため、複数のガス分析に対応できる柔軟性の高い光源として知られています。
そのため、CO₂濃度のモニタリングや医療装置など、高精度かつ信頼性が求められる用途で使用されています。
製品の特長

当社の赤外光源用ランプは、主に近赤外~中赤外領域(約1,000~5,000nm)をカバーしており、NDIR(Non-Dispersive Infrared)方式のセンサー用途に特に適しています。
当社が手がけるランプは、90年以上にわたる小型電球(サブミニチュアランプ)の製造で培われたノウハウを基盤に、多様な分析装置への搭載実績を多数保有しており、国内のみならず海外のお客様にも高い評価をいただいています。
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製品に関するお問い合わせ
当社は、小型タングステン電球の製造から始まり、90年以上もの間「光」を扱う製品づくりを続けてきたメーカーです。
現在では、航空機・自動車・分析機器など、幅広い分野で使用される光源製品を提供しています。
日本国内のものづくり技術を大切にしながら、ヨーロッパ、アジア、米国を中心に海外展開も進めており、グローバル市場でも当社の光源技術が活用されています。
お客様の用途に応じたカスタム設計や製品提案も柔軟に対応しておりますので、赤外光源ランプに関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。