金型の鏡面仕上げとは
光学部品の金型においてはゲートとエジェクターの位置や形状が重要ですが、これらには単に樹脂を充填できれば良い、あるいは製品を金型から取り出せれば良いというだけでは無く、ゲートカット後の形状やエジェクターピン跡の段差が光学特性に影響を与えないことが求められます。このため弊社は設計段階から設計、金型製作、成形の3部門が一体となって、これらの最適化を目指しています。
また、光学部品の金型製作においては特に鏡面性が重要です。
一部の面を粗くすることによって発生する光の散乱を利用したライトガイドにおいても、他の面の鏡面性が高いほど、散乱効果を有効的に引き出すことができます。
すなわち、弊社の光学部品用金型は全て面において高い鏡面性を有していることを前提に製作されています。
金型鏡面仕上げは熟練の作業者によるものだけではなく、超精密加工と高い鏡面性が要求されるフレネルレンズ用金型の製作も可能な工作機械や特殊な磨き加工専用機械も所有しており、人と設備の両面から対応しています。