光の均一化とはなんですか?|押野電気製作所
ライトガイドは多くの場合、その全長に渡り均一な明るさの光を出すことが要求されます。
これは例えば溝を用いて発光させるライトガイドにおいては光源から遠ざかるほど溝の本数を増やすことにより、また粗い面にすることよって発生する散乱を利用するライトガイドにおいては光源から遠ざかるほど面を粗くすることによって均一な発光が可能になります。
これらを応用して単に均一な明るさで発光させるだけではなく、ライトガイドの中央部を最も明るくし、両端に向うにしたがい徐々に暗くする、あるいは特定の箇所のみ明るく(暗く)する、といった光らせ方も可能です。
溝方式による均一化の例
ライトガイド内に取り込まれた光の量は光源に近いほど多く、離れるほど減少します。
単位長さ当たりから出る光の量を一定にするために、光源から遠ざかるほど溝の数を増やします。
図はあくまでもイメージですが、例えば長さ約700㎜のライトガイドにおいては光源に近い箇所で溝のピッチは約4.0㎜、これに合わせて光源から最も離れた位置で4.0㎜当たり約12~15本の溝本数になります。