鹿児島工場製造工場のご紹介(ランプ製品関係)

押野電気製作所の鹿児島工場では、フィラメント・ガラスバルブなど電球の性能にとって重要な主要部品を製造しており、ランプの製造〜製品組立〜検査・出荷まで一貫して対応できる体制を維持しています。

鹿児島工場の概要

SML(サブミニチュアランプ)事業の主力工場

航空機、自動車、NDIRなどに使用されているSMLの製造を担っているのが、ここ鹿児島工場です。
鹿児島は1年を通して温暖な気候であり、航空便の欠航が少ないという利点があります。

一貫生産体制

鹿児島工場ではこれまで様々なお客様のニーズに応えるSMLを設計・製造してきました。
主要部品のフィラメントとガラスバルブを工場内で製造しているため、製品の設計及び試作を迅速に行うことが可能です。
このためお客様からの要望にスピーディーに対応できることが一貫生産体制を取っている鹿児島工場の強みです。

主要部品の製造

● フィラメントとガラスバルブの設計・製造
様々な産業分野で使用されているSMLには数多くの品種が存在しますが、ほぼ全ての品種のフィラメント及びガラスバルブを工場内で設計・生産しています。

● フィラメント
SMLの電気特性を決める核となる部材がフィラメントです。100を超える種類のタングステン線をフィラメントに加工する高い技術は、SMLの品質の高さにも繋がっています。最小φ0.002mmのタングステン線をフィラメントに加工することが可能です。

● ガラスバルブ
様々な形状のガラスバルブ
SMLの光学特性に影響を与えるのがガラスバルブです。SMLの種類に合わせて様々な太さ・形状のガラスバルブを製造しています。最小φ1.5mmのガラスバルブを製造することが可能です。

電子顕微鏡で観察したフィラメント
様々な形状のガラスバルブ

SML(サブミニチュアランプ)の製造

ワイヤーターミナルの場合

● ステム焼成
ジュメット線にガラスを溶着させ、ステムを作ります。

● フィラメント継線
ジュメット線の先端にフィラメントを取り付け、形状を整えます。

● ガラスバルブ挿入~排気
フィラメントを継線したステムをガラスバルブに挿入し、排気機でガラスバルブ内を真空にします。

● 封止
最後にステムとガラスバルブをバーナーで溶着させ、ワイヤーターミナルが出来上がります。

検査・解析など

●電気特性検査
自社開発の点灯検査機で電気特性(電流・光束)を検査します。

●外観検査
SML製造の歴史の中で培われてきた確かな検査技術のもと、検査員が検査を実施します。

●解析体制
工場内にはSMLを分析・解析する体制を備えています。

●試験装置
工場内にはSMLに要求される性能を評価するための装置を備えています。

所在地

〒891-0122
鹿児島県鹿児島市南栄6-1-9
TEL:099-260-2266(代) FAX:099-260-2267

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